徒然の記

日々の雑感や趣味の事など気の向くままに。奈良県から発信してます。

樹種転換を試みる〜はじめに〜

体力、気力がみなぎってる頃は森林限界を越える山頂を目指して登山してた時期があり、その時はやはり森林限界越えてからが山の魅力だ!と真剣に思っていて、今思えば青臭すぎて恥ずかしいのだけど、それも若さの特権だったんだのかなぁと思います(・・;) 

しばらく山登りからは遠ざかっていたのですが、ここ数年趣味で山林徘徊をしております。それも頂上を目指すのではなく山を徘徊して木を見たり、生き物達との出会いを楽しんだりしていました。 ただ自分のフィールドは杉、桧の人工林がほとんどで、植物層特にキノコなどの山の幸の恩恵を受ける事ができる山林はほとんど無いのでそんな森が自分のフィールドにもあればいいのにと常々思っていました。

もちろん足を伸ばせばそんな環境はあるのでしょうが、やはり自分のメインフィールド内にもあればいいのにと。

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 メインフィールドにも広葉樹はあるもののカシなどの常緑広葉樹が多く、落葉広葉樹の森ほんとうに少ない。フィールドのある奈良県はもともと常緑広葉樹が主と習った記憶があります。うろ覚えだけど(・・;)そして広葉樹の林も鹿の食害で下層の植物はほんと貧弱に感じていたし、山の幸を(特にキノコ類)採集する為の山歩きはしたことがないので、そこを満足させる場所も欲しいと思っていました。

 

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 キノコ類はあっても食べようとは思えないのが多いですしね。 食用になるのもあるのでしょうが素人判断ではとても手が出せない(⌒-⌒; )

 

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そんな折に書店で出会ったのがスイスの近自然森づくりについて書かれた本。こういう森づくりの考え方もあるのか!と。

そんな折に山歩きの最中に見つけた林地はカシなどの常緑広葉樹が植わっており、中にクヌギなどの落葉広葉樹が少しある場所に出会いました。その時にこのクヌギを母樹に自然下種更新を進め樹種転換できないか?と考えてしまったのです。キノコやクワガタムシが採集できる山遊びができる雑木林にできないかと?

山林所有者のご厚意もあり樹種転換実験を出来る事になりました。

今回の試験は近自然森づくりの施業方法を参考にしたものではありません。そもそも私自身が理解できてないのでやりようがないのです。

また天然下種更新も期待しつつ、苗木の植栽も検討しており、積極的に人の手を入れていければと思っています。面積はほんの少しですが(^_^;)

少しずつにはなりますが、樹種転換実験を自分の記録がてらブログに書いていこうと思います。